兼坂 頼介

定価: ¥ 1,365
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発売日: 2002-01
発売元: 情報センター出版局
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たまには実家に帰って両親に顔を見せてやろうかと思う。しかし、田舎というのは超退屈なのだ。本の2~3冊は持ってかないと間が持たない。今回の帰省では「妻の妊娠中夫が考えていること」を旅の友とすることにした。
JR上野駅から宇都宮線に乗る。幸い、上野発の列車なので席は座り放題だ。さっそく「妻の妊娠中夫が考えていること」を取り出し、本の中に没入するが、馬鹿な子供が私の周囲で嬌声をあげている。いや、嬌声などという生やさしいものではない。
ここは動物園か?と言いたくなるほどの野放しぶりだ。親が見ていない隙に「妻の妊娠中夫が考えていること」の表紙の角で奴らの眉間を思いっきりヒットしてやった。
『パパ志望』の男性から一言
著者の言葉に「そうだなあ」と納得したり、「私の場合にはどうなるのだろう」と思いを巡らせたりと、
この本を通じて自分との対話をいつの間にか楽しんでいました。
これもこころの専門家である著者のなせる技?なのでしょうか。
日記風の文章で読みやすく、将来子どもを持てればいいなと思っている男性にはオススメの一冊です!
女性にもおすすめしたい一冊
表紙の可愛らしさと、著者の職業に惹かれて本書を手に取りました。女性である上、子どもを産んだ経験のない私には、著者の体験は非常に新鮮なものとして映り、最後まで一気に読んでしまいました。
世の中の多くの男性が感じるであろう言葉にならない不安や焦りや戸惑いを、筆者も同様に感じつつも、それらを冷静に見つめ言葉にしようとしているところには、やはり心理臨床家らしさを感じました。女性にとっても、男性の本音を垣間見ることのできる貴重な一冊だと思います。
「パパ」になること
子育てするパパの手記は多い。それを読むにつれ、妊娠が判明した時から女性は「ママ」の役割を自分のものにするが、男性は赤ん坊が生まれてからやっと「パパ」になるんだと思っていた。しかし、この本を読む内に、妊娠中の妻を支える夫役割を自覚したとたん、「パパ」になるのだと感じた。もちろん、産婦人科選びは主体的に「(プレ)ママ」のものだが、男性がその選択につきあい支えることが、「パパ/ママ」の共同作業のはじまりを想像させる。あとがきに、もし男の子が生まれてたらちがってたというくだりがあり、女の子の誕生が推測できる。「パパ」と「娘」という関係の育っていく過程も、みてみたいものだ。
